脳が記憶して心が痛む?

「記憶とは本を読むようなものではなく、断片的な記憶(出来事)から本を書くようなものである」

記憶の種類と症状

短期記憶作業記憶ともいう。メモ書きのような、すぐに忘れてしまう記憶。
長期記憶深く刻まれていく記憶。
子どもの頃に通った学校・家などを思い出す。
潜在記憶技術を思い出す。たとえ数年間したことがなくても覚えている。
(例:自転車の乗り方など)
顕在記憶学校時代に学んだことについて思い出す。
エピソード記憶これまでの人生に生じた、ある特別な出来事についても思い出す。
自叙伝的記憶真実の記憶と偽りの記憶、その人にとって重要な記憶。


■自叙伝的記憶とは
一度だけの特別な出来事』と『繰り返される出来事』の両方が含まれます。
そして、自分自身についての、自分の知識から成り立っているのです。


■トラウマとなる出来事とは「強すぎるショッキングな体験」や「恐怖体験」です。

例えば、小動物への虐待を観た、背中から押された、上から物が落ちてきた、などの体験も、トラウマとなる事は十分に考えられます。

そんな、自分の命の危険を感じると、誰かに話す事さえも恐怖を覚えてしまうのです。
また、恐怖から「逃げたい」「忘れたい」と、強く願うのは当然の事なのです、が、

問題もあります。“逃げたい”、“忘れたい”、の思いは「何事もなかった」と、自分に繰り返す事。
それらの思いは「トラウマ」を封印します。



長期記憶とは、トラウマの封印

『誰にも言えない』の思いは「自分に抑圧」を掛ける事と同じ。また『逃れたい』『忘れたい』の思いは「記憶から排除」したいと思う事。これらは『長期記憶として心の奥深く刻』まれるのです。


ある日突然、トラウマ記憶が甦ると、、

まず、「なぜ、今頃になって」とか「忘れた、はずなのに」などと、
思い出した事への後悔が始まります。

でもね『忘れた』わけではないのです。

思い出したくない』と強く願い思った事によって、心はその願いを叶えるように、
ただ単に『語られる記憶』から、その出来事を消した、だけなのです。