嬉しい言葉、ありがとう

終活の1つ(? じゃなくともするか~ぁ)に、衣類の整理を始めた。
簡単に捨てられる物と、捨てられない物がある。
この境目は、いったい・・なんだろう、と、自分の気持ちに尋ねてみた。
デザイン? 洋服と重なる思い出? それとも金額? なんて思いを走らせるていると、
当時の出来事・・かも、知れませんね。
私は、24歳で子ども出産し2人暮らしが始まった、その頃の私は母子寮生活でした。
子どもが1歳を迎える頃に、この場所で出会った母子のお母さんとの話しです、
「子どもが生まれてから、自分の衣類とか、全く、買っていない・・」と、私。
「いいのよ、子どもにおしゃれをさせていれば、母親は綺麗に見えるのょ。」と。
私は、思わず頷きました。私の癖の中に、“無意識に周囲を観察する”、そんな変な習慣があります、町を歩けば、すれ違う人、前を歩く人、など見つめては、あの人素敵・・とか、なんか似合わない・・、なんて、勝手に評価していました。そこで、彼女の言葉によって思い出したのてす。
母親がメイクや衣装などバッチリ決めていても、その母親のファッションと子どものファッションのバランスが取れていないと、なぜか、・・みすぼらしく見えた。その一方で、子どもをバッチリ決めて、母親がTシャツ・ジーパン(家庭内で着ている物)でも、その親子はとっても素敵に見えた。
・・・そんな思い出を思いだして、子どもにはお金を使っても、自分はある物で・・と、、、そんな私が年収300万以上稼ぐようになると、年50~100万は貯金し、自分にも、ご褒美でスーツを買いました。だって、スーツが似合う女性って素敵、なんだもん、そんな思いがあって、(*^o^*)
この時期ですね、3万超えのスーツを3点、2万前後を数点購入。このスーツたちは私のお気に入り、仕事を辞めてスーツを着る機会がなくなっても、クリーニングにだして、黄ばみを目にすると、また・・
そうして20年超えた、リサイクルショップへ持ってけば「このスーツ、古いでしょ」と、2カ所のお店で、笑われました。でも、どうしても捨てられず・・、だって、汚れているわけじゃないし、穴が空いているわけでもない・・、ただ、捨てるには忍びなくて・・、そんな時に目にしたキングファミリーのリサイクルショップへ持って行きました。すると・・
「大切に再利用させて頂きます」と、店長さんに頭を下げられました。
ここだけの話だけど、思わず、ウルウル(~o~) 本当に嬉しかったです。
なんか、私が大切にしてきた思いが届いたようで、ホント、嬉しかった。
言葉には、発する人の思いが乗るんだな~ぁ、と、思った瞬間。(‘-‘*)
実は、忘れられない言葉が、もう一つあります。
私が6歳の時に、見ず知らずの養父母に引き取られて・・暮らしていたときてす。
『もうダメだ、嫌われた、ここに居てはいけない』と、玄関で隠れて泣いていた時。
「行くところがないんだから、ここにいな」と、養母の笑み。
この時の言葉は、本当に嬉しかった。
私は、ひとりぼっちだ、と思っていたときだったから・・、
そんな私の思いを理解してくれる人がいる。ひとりぼっちじゃない、なんてね。
それなのに、私は・・・
ほんと、ダメなやつです・・、私は・・・、
言葉って、ありがたい・・(^-^)/ 思い出もありがたいです。